短い距離のアプローチはちょっとしたコツを覚えることで正確性がぐんとUPします。この距離でザックリやトップでミスしてしまいスコアを悪くしている方には是非仕組みを理解した上で練習場でボールを打ち、コースで成功体験を積んでほしいと思います。
アプローチショットで易しいのはある程度距離がある場合だと思います。例えば30-50-75ヤードではクラブもある程度振らなければなりませんので、振り幅で距離感を覚えてしまえばそんなに難易度は高くないでしょう。
ですがカップまで10-15ヤードのグリーンに非常に近い場所で、パターで打ちたいけど打てない状況、例えば目の前にラフがある、砲台で距離感が難しいなどの場合は、どうしてもパター以外のクラブでアプローチショットをしなければなりません。
平らまたは多少の傾斜がある場合でも、アプローチは転がしが簡単です。打ち方は全くパターと同じといって良いでしょう。距離が短い場合はコックを使わないことは以前にもお伝えしていますが、手首を使うことは距離を出すことなので、このような短い距離の場合は手首をロックしたパタースタイルがミスを少なくすることができます。
使用クラブはPWやAWなどでしょう。SWの場合は56-58度などボールが上に上がりますので距離感は低く打つより難しくなります。ピッチエンドランから少し低めのボールをイメージします。スピンをかけて止めるというより、勢いの弱い低めのボールを打つイメージです。
練習すればすぐ分かりますが、シャフトが地面と平行になる位振っても手首をロックしているため、手とクラブヘッドの運動量の差が大きくないため、ヘッドスピードが上がらないため距離が出ないのです。
ただしグリーン奥にカップが切ってあり、20-30ヤード以上の距離がある場合は、多少手首をフリーにすれば距離感が合ってきます。コースの練習場で是非試してみて下さい。100切直前の方々には有効なショットになるはずです。
最後にアプローチで注意すべきはリズム感です。ゆっくり慌てずスウィングを心がけましょう。